世界の終わる一日前



 世界の終わる一日前を
 あなたと過ごす夢を見た

 それは暑くも寒くも無い晴れた日で
 人々は皆故郷へ帰ろうとしていた

 帰るところの無いあなたと
 帰りたくない私は
 まっすぐな道をただ歩いていた

 あなたは
 明日終わる空を指差して
 いつも通りに微笑んでいて
 だから私は何も怖くなかった






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